Lv.1限定大会 最終1位 【晴れ時々雨】

f:id:minatopoke:20240415081901j:image

普段それらしい結果を残しても記事は書かない私ですが、栗組3周年の節目であること、今回の大会が非常に評判が良かったこと、今後栗組内に関わらず、このルールの仲間大会に参加する方がいる可能性を考えて今回は記事を書こうと思います。

 

【考察】

・数値の低さ故、展開構築、対面構築が多くなり、サイクル構築は逆風である。

→言い換えると不利対面でも安易な交代は逆効果になることがある。

・ 同速が発生しやすく、素早さの操作が重要になる。

・考察段階でダメージ計算をしっかりしつつ、確定で落とせるところ落とせないところ、低乱数、高乱数をあらかじめ把握しておく。

 

【コンセプト】

・ヒスイドレディアを強く動かせる構築。

・6体それぞれの役割を明確にし、技外し等の下振れや出し負けに影響されすぎない選出と立ち回りを意識する。

・基本選出に囚われすぎず柔軟に選出し、不利なマッチングでもプレイングで勝ち切る。

 

【構築経緯】

f:id:minatopoke:20240415081649j:image

ヒスイドレディアがとても可愛くて大好きだったこともあり、どこかの機会で使いたいと思っていたので今回は構築の軸として採用。

 

ドレディアを強く動かすにあたり、晴れ展開が一番使いやすく、対策が難しいと考え晴れ要員にもなれて一匹でも強く動かせるコータスを採用し、ドレディア葉緑素による素早さ補正と、A実数値8の高さからスイーパーとして使うことにした。この時点でコータスは2番手で選出することを念頭に構築を組み始めた。

 

色々な展開を考えていく上で、対面構築、展開構築両方の動きができると強い立ち回りができそうな気がしたので、初手の対面で相手のコータスに出し勝てて切れ味による火力補正が掛かる上に岩石アックスの追加効果によるステロ撒きまでできるバサギリを採用し、この3匹を基本選出とした。

 

この3匹ではオオニューラ、ヤミラミ、雨乞い持ちが重いので、この全てに五分以上に戦えて詰め筋にもなれる悪テラスすいすい珠イダイトウを採用。この時点で晴れ展開とは真逆の2匹目で雨を降らせてイダイトウでスイープする立ち回りが1番シンプルで再現性が高く感じたので、ノーマルジュエル猫騙しから軽技で確実に上から雨乞いを使えて、かつ高火力で殴れるオオニューラを採用。

 

ラストに環境に多いパルシェンチラチーノの連続技を受けながら耐久を上げれたり、電気玉ピカチュウのタイプ一致技を半減で受けられるオレンの実持ちの持久力ブリジュラスを補完として採用し構築が完成した。

 

 

【個体解説】

※今回は6匹全て無補正の性格となっているため性格は割愛。

f:id:minatopoke:20240414102341g:image

ドレディア(ヒスイ)@気合いの襷

特性 葉緑素

テラスタイプ 岩

12-8(236)-6-6-6-8(236)

ソーラーブレード インファイト ウェザーボール テラバースト

 

可愛すぎ。

このルールにおいて実数値8という最高クラスに高く特性やスカーフ持ちでないとまず抜けない素早さを持ち、高火力アタッカーにもなれる構築のエース兼可愛いアイドル枠。 

葉緑素を生かすため、コータスと両選出を基本としているのでソーラーブレード、タイプ一致のインファイトまでは確定。

ブリジュラス、エアームドの物理耐久に影響されない特殊打点のウェザーボールとソウブレイズ、グレンアルマ、炎テラスパルシェンに強い岩テラバーストを採用。

頑丈オレンの実を発動させないためにテラスタルを切らずにブリジュラスに素テラバーストを打つ場面もあった。

 

f:id:minatopoke:20240414103924j:image

コータス@熱い岩

特性 日照り

テラスタイプ 草

13(116)-7-8-7-7(116)-6(116)

火炎放射 大地の力 岩石封じ ステルスロック

 

このルールにおいてトップクラスに強いポケモン

起点作成、晴れ要員としてだけでなく、このルールでは殻を破るで全抜き性能も持てて型の匿名性が高いのが強いと思っている。

今回は晴れ要員として採用するため1ターンでも長く晴らすことができる熱い岩を持たせた。

構築経緯でも述べているように基本は2番手として選出するが、バサギリが出しづらいルカリオハッサム入りとマッチした時に最低限起点作成要員として初手から出しにいけるようステルスロックを採用した。

天候を変えた後(初手で選出した場合はステロを撒いた後)ドレディアの襷が削られることを防ぐために基本は対面で処理していく必要があることから、タイプ一致の火炎放射は確定とし、相手のSを1段階下げるだけで大体のポケモンの上を取ることができるため岩石封じ(地ならしはグライオン、飛行テラスブリジュラス、浮遊意識で不採用)、ミラーに強い大地の力を採用。

岩石封じや地ならしのような素早さダウンの効果を持つ技は、実数値8のポケモンでも1段階素早さ下げられると2÷3×8=5.33で、実数値は5となり素早さに振っているコータスなら上から殴れるのが最大の強みである。これがもう当たらん当たらん。ほんまに命中95かいなって感じ。

タイプ一致の技として30%で焼きにいける熱風や、炎タイプ最高火力の噴火の採用も考えたが、熱風は技外しのリスクやダメージ計算が火炎放射と変わらない上に火傷の確率も30%とそこまで高くないので不採用。

噴火は相手の攻撃を受けつつオレンの実で全回復したり、上から殴れる時は強いが素早さ実数値が6のこのポケモンで上から殴れるというとミラーくらいであり、岩石封じで素早さを下げるとそのターンには相手の攻撃を受けることもあるため、熱い岩持ちの今回は不採用。

 

f:id:minatopoke:20240414110517g:image

バサギリ@突撃チョッキ

特性 切れ味

テラスタイプ 草

13(116)-8-7-6-7(116)-7

岩石アックス シザークロス ダブルウイング 電光石火

 

コータス展開にめっぽう強くてステルスロックも撒ける優秀な初手性能を持つポケモンと自分は評価している。

岩石アックス、シザークロスはタイプ一致、特性や相手関係も考えて確定。ダブルウイングはドレディアやオオニューラ意識、電光石火はイバンの実や同速負け意識で採用した。

唯一の不安材料は岩石アックスの命中が90という点。案の定初戦から外して泣いてた。

当初はダブルウイングを追い風、電光石火を雨乞いにして襷を持たせる型にするつもりだったが、耐久の低い可愛いドレディアを1ターンで倒される瞬間は見たくなかったのでこんなおっさんみたいな顔の虫に持たせることはできなかった。

結果このポケモン1匹でそこまで暴れることはできないだろうと考え、チョッキを持たせて安定した動きをできるようにした。

眼鏡じゃないイエッサン♂のワイドフォースも確定で耐えたのでこの選択は正解だったと思う。

電光石火はほとんどの対戦で打ったし、思い出せる限りでは残りHPが少ないポケモンは全て倒してくれたと思う。

 

f:id:minatopoke:20240414111935p:image

オオニューラ@ノーマルジュエル

特性 軽技

テラスタイプ 悪

13(36)-8(36)-7(196)-6-7(36)-8(116)

インファイト フェイタルクロー 猫騙し 雨乞い

 

上から殴れて雨を降らせることができるポケモン

バサギリでオオニューラを処理できなかった時にコータスかイダイトウで倒しに行く必要があるが、イダイトウの役割の関係上、先に雨を降らせる方が確実に強いと考え猫騙し→かるわざ発動→雨乞いの動きを基本とする型にした。

雨を降らせた後はできるだけ早くオオニューラに退場してほしいため飛行テラスブリジュラスにインファイトを打ってあえて耐久を下げるようなプレイングもした。

フェイタルクローは上振れを狙って採用したが、そもそも2回くらいしか打ってないし追加効果も発動しなかったので命中安定で殴れる一致技でしかなかった。

 

f:id:minatopoke:20240414113144p:image

イダイトウ@命の珠

特性 すいすい

テラスタイプ 悪

13-8(180)-7(156)-7(36)-7(76)-7(52)

お墓参り ウェーブタックル アクアジェット テラバースト

 

言うまでもなく雨下の素早さ実数値14で打つ珠お墓参り最強。正直想像以上にブッ刺さってて引いた。ウェーブタックルも同様。

アクアジェットは万が一襷や頑丈で耐えられたターンに雨が止んだ場合を考慮して採用したが結局1回も打たなかった。

テラバーストはイエッサン意識で入れたが、そもそもイエッサン+オオニューラのような構築はこっちのオオニューラが猫騙しは打てないわ、雨降らせるしかできないわ、イエッサン対面で悪テラス切ったらオオニューラ重くなるわであまり選出しなかった。

でも2匹倒された後の上から打つお墓参りは少し削れたブリジュラスなら持久力で防御が1段階上がってても落とせるし、火力に関しては申し分なかった。

 

f:id:minatopoke:20240414114011j:image

ブリジュラス@オレンの実

特性 持久力

テラスタイプ 飛行

13-8(236)-8(36)-8(76)-7(156)-7

流星群 地震 ボディプレス 10万ボルト

 

数値の怪物。

このルール特有の「両刀が採用しやすい」の典型的なポケモン

スキルリンク入りに選出し、耐久を上げながらオレンの実で回復して殴る動きは強かった。

念の為電気玉ピカチュウも警戒はしていたが、ピカチュウの素早さ実数値が7である点、耐久もそこまで高くないことから火力こそあるもののそこまで重く考える必要は無いという結論に至った。

タイプ一致で相手のブリジュラスを殴れる流星群、特性の都合上ボディプレスを確定とし、気持ち強そうな地震、初手からパルシェンと対面した時に打てる10万ボルトを採用した。

コータス同様、型の匿名性が高くこのルールでは間違いなくトップクラスに強いが、その分使い方も一番難しく、「とりあえず強いらしいから入れとくか〜」の気持ちで入れると役割がはっきりせず強い動きはできないと思った。

 

◎選出と要点

①基本選出

バサギリ+コータスドレディア

岩石アックスでステロを撒いて、バサギリとコータスでなるべく数的有利を取り、ドレディアでスイープする。

ラスタルはなるべく温存してドレディアで切る。

相手が晴れ構築の場合はコータスを選出せずにブリジュラスを選出することもあった。

 

②対オオニューラ、ヤミラミ

バサギリ+オオニューラ+イダイトウ

①と同じく岩石アックスでステロを撒きつつなるべく対面で処理していき、裏のオオニューラで猫騙し→雨乞い→インファイトで耐久を下げながら相手に落としてもらい、ラス1イダイトウでスイープする。

 

③対スキルリンク

コータスドレディア+ブリジュラス

初手にスキルリンク持ちが出てきた時はブリジュラスに引く→殻を破るを積んできても不意の格闘テラバーストでも飛んで来ない限りは大体持久力で防御を上げつつオレンの実で回復できるので、10万ボルト→ボディプレスで処理できる。

 

◎重いポケモン

・イエッサン♂+オオニューラ@サイコシード

考察の段階でもかなり強いと思っていた。

ゆりたらさんがこの構築を使っていて、勝てはしたが本来なら負けていても不思議じゃない対戦内容だったくらいに強かった。

 

・スカーフチラチーノ+妖テラス天然ヘイラッシャ

存在しないだろうとは思っているが多分この構築ではお祈りフェイタルクローの上振れでも引かない限り勝てない。

 

・壁+スコヴィラン

やめてください。

 

◎結果
f:id:minatopoke:20240414132431j:image

f:id:minatopoke:20240415070319j:image

途中体調が悪くなって8戦で撤退しましたが、なんとか優勝できて嬉しいです。

次は10戦全勝で優勝目指して頑張ります。